天と地

June 28 [Sun], 2015, 9:22
最近、トム・ライトの“Simply Christian”(2006年出版)の日本語訳「クリスチャンであるとは」が出版された。これまでは、文章を断片的に読むか、YouTubeで動画を見るしか彼の考えを知る手段が無かった。しかし、今回三部作の一つが日本語に訳され、初めて一冊の丸ごと読むことができた。

2012年5月16日のワシントンポストにこんなタイトルの記事が掲載された。」

「私たちの天国の理解は間違い?」

ライトは欧米のクリスチャンが永年抱いていた「天(天国)」の概念には誤解があると言う。米国の敬虔主義の流れを汲む日本の教会も同じだ。つまり、「クリスチャンは死後天国に行く」とは言うが、そのイメージは初代教会の人々のものとは違うということだ。

「だが初期のクリスチャンにとってそれは、贖われたものの最終的な終着点という意味ではなく、神がつねにおられる場を言い表した。」(『クリスチャンであるとは』から抜粋)

この概念からすると、「天」(神の領域)に対応する言葉は「地」(私たちの領域)であり、「地獄」ではないようだ。では、神の領域「天」と私たちの領域「地」は、重なることがあるのだろうか?

創世記の初めに書かれたエデンの園は、まだ天と地が一つであった状態だと言えるだろう。しかし、アダム(全人類)が罪を犯したため、領域が二つに分けられてしまう。その後も神はたびたび私たちの領域に介入され、その数々の物語が旧約聖書に書かれている。そして、クライマックスで御子イエスを遣わす。神ご自身が人となり、私たちの領域に来てくださった。これが歴史上最大に「天」と「地」が重なった出来事だと言えるだろう。

やがて、「天」と「地」が完全に一つになる時がくるとライトは言う。それは彼の妄想ではなく、聖書の預言でもある。

「時がついに満ちて、実現します。いっさいのものがキリストにあって、天にあるもの地にあるものがこの方にあって、一つに集められます。」(エペソの手紙1章10節)


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