ライシュのシドン人

September 15 [Mon], 2014, 0:55
五人の者は進んで行って、ライシュに着き、そこの住民を見ると、彼らは安らかに住んでおり、シドン人のならわしに従って、平穏で安心しきっていた。この地には足りないものは何もなく、押さえつける者もなかった。彼らはシドン人から遠く離れており、そのうえ、だれとも交渉がなかった。(士師記18:7)

 ライシュのシドン人は、同族のシドン人の町から遠くはなれたところに、町を形成した。そこは豊かな土地であり、すべて自給自足で暮らしていた。彼らにとって、脅威となる敵は存在しなかった。イスラエルのダン部族によって滅ぼされるまでは。彼らは、平穏で安心しきった生活をしていた。

 彼らは、同族のシドン人から遠く離れており、また、周囲の人々と交流をしていなかった。したがって、突然、敵に襲われても、誰にも助けを求めることはできなかった。危機管理ができておらず油断しきっていたため、ダン部族の六百人の兵士に、たやすく滅ぼされてしまった。(士師記18:27-28)

 ライシュのシドン人と、現在の平和ボケで油断しきった日本人との間に、共通点があるような気がする。右利きの人たちの中には、隣国の指導者を批判し、国民性を蔑み、友好的な交流を快く思わない人がいる。左利きの人たちの中には、集団的自衛権の行使に反対という立場を一歩も譲らない人がいる。どちらにしても、日本周辺の国々と距離をとり、同盟国との協力関係を発展させない考え方は、ライシュのシドン人と共通する点があるように思う。日本だけ平和であればいい、豊かであればいい、という考えは、もはや通用しないだろう。

 国際社会で、永遠の中立を目指すにしても、それなりのリスクを覚悟する必要がある。どちらかの陣営に深く関与すれば、当然暴力的応酬の渦に巻き込まれる可能性は拡大する。国の舵取りを任された政治家は、国民の安全と国益を守るため、国際情勢を的確に見極め決断をしていかなければいけない。その点で、現政権が大きく判断を見誤っているとは思わない。今後は、志高く政界に進出した若きリーダーの活躍に大いに期待し、五十年後、百年後、安心して暮らせる国づくりをしていただきたいものだ。

未来の子どもたちへ、私たちは何を残してやれるだろうか
GIFT FOR CHILDREN
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